妊娠に悪影響を及ぼす細菌性膣炎
これから妊活を考えている人や妊娠したばかりの人にとって、病気になるのはできるだけ避けたいですよね。特に赤ちゃんに影響を及ぼす可能性のある病気は、なおさらではないでしょうか。しかし、自分では気が付かないうちに病気になっていることもあります。こうした自覚のない病気の一つとして細菌性膣炎が挙げられます。細菌性膣炎が妊娠にどのような悪影響を与えるのか、紹介していきます。
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妊娠症状と勘違いしてしまう人も
妊娠すると普段よりホルモンの分泌が増えるため、ホルモンバランスが乱れてしまいます。おりものにも影響が表れ、以前より水っぽくなったり量が増えたと感じる人も少なくありません。
体調やデリケートゾーンに変化があったとしても、それは妊娠したせいと思う人も多いですが、実は細菌性膣炎になっている可能性もあります。
最近の日本産婦人科学会で発表されたデータによると、およそ3割の一般妊婦が細菌性膣炎と診断されたことが明らかになりました。妊婦は抵抗力が下がっているため、細菌が増殖しやすいのも理由の一つでしょう。
細菌性膣炎になると、おりものが増えたり悪臭を放つことが多いですが、これらの異変を妊娠のせいだと勘違いしてしまう人も多いのではないでしょうか。
妊娠初期は白濁色やクリーム色、黄色のおりものが出ますが、細菌性膣炎の場合、灰色がかったおりものが出てきます。どちらも水っぽいおりもののため、妊娠のせいだと間違えてしまう人もいるのでしょう。
細菌性膣炎はおりものが魚の腐ったような臭いがするので、いつもよりおりものが臭いと思ったら、まずは産婦人科医に相談してみましょう。
妊娠したらすぐに検査をすること
細菌性膣炎になると絨毛膜羊膜炎を引き起こしてしまうことがあります。そうすると子宮口が開いてしまい、早産や流産を起こしやすくなります。また、母子ともに感染を起こしてしまう可能性があるため、赤ちゃんが肺炎になってしまったり髄膜炎になってしまう恐れもあります。
赤ちゃんへのリスクを減らすためにも、妊娠したら膣分泌培養検査をすることが大切です。細菌性膣炎は再発しやすい病気でもありますが、適切に処置すると1週間程度で完治することも可能な病気です。
細菌性膣炎は妊娠20週目まで治療をすると早産を回避することもできますので、妊娠が分かったらすぐに検査を受けてみるようにしましょう。
妊活中の人も検査は受けましょう
発症しているかどうか分からない病気なら、検査をする意味がないと思うかもしれませんが、妊娠を意識している人は早めに検査をするのがおすすめです。特に体外受精などを考えている人は必ず受けておくべき検査といえます。
体外受精や顕微授精を実施するときは子宮内までカテーテルを入れるので、もし細菌性膣炎になっていると菌が子宮の中に入りこんでしまいます。そうなると他の感染症を引き起こしてしまうこともありますので、必ず検査が必要です。
体外受精を考えていないとしても、妊活のための性行為をすることでさらに細菌性膣炎が悪化することも考えられますので、妊活を始める前に検査をしておきましょう。
細菌性膣炎を予防するには
膣炎と聞くと不潔にしているから病気になるように思えますが、細菌性膣炎はそれだけが原因ではありません。
生理用品や下着をこまめに替えないことが原因で細菌性膣炎になることもありますが、清潔にしすぎて病気になってしまうこともあります。
最近特に多いのが、デリケートゾーンの臭いを気にしてウォッシュレットでビデを利用する人です。
細菌性膣炎は外から細菌が入らないよう膣内を酸性に保っていますが、ビデを使用することで膣内が中性に傾いてしまい、細菌が増殖しやすくなり細菌性膣炎になってしまうこともあるのです。
ビデだけでなく、お風呂に入ったときに膣内を洗いすぎるのもNGです。洗浄しすぎると膣内に必要な善玉菌まで流してしまうので、気を付けましょう。
湿気の高い場所や35度前後の温度が保たれる場所だと、細菌はさらに増殖しやすくなります。下着の締め付けがきつかったり通気性が悪いとデリケートゾーンの細菌も増えてしまうので、なるべく通気性の良い下着を選ぶようにしましょう。
他にも細菌性膣炎用のケア用品を使うなど、さまざまな予防法があります。おりものの量や臭いが気になった場合、デリケートゾーン用のケア用品を使用してみるのも一つの方法でしょう。
ギノフィットシリーズは、細菌性膣炎・カンジダ対策のジェルを始め、その予防や毎日のデリケートゾーン ケア用品が揃っているデリケートゾーン専用ブランドです。
細菌性膣炎・カンジダ対策用ジェルは、1本ずつのチューブタイプなので、自宅だけでなく外出先でも利用することができます。外出先でおりものの臭いが気になったときに、すぐに利用できるのでとても便利です。
まとめ
細菌性膣炎は妊活している人や妊婦さんにとって、できるだけ避けたい病気の一つです。日頃からギノフィットシリーズを利用し、予防対策をすることが大切です。
細菌性膣炎は一度発症すると再発しやすいので、妊活中に生活環境を見直してみることも必要です。ストレスをためないようにし、規則正しい生活をするよう心掛けましょう。