カンジダは自然治癒が可能?
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カンジダは自然治癒が可能?
デリケートゾーンのトラブルのひとつであるカンジダは、自分で症状から判断できても恥ずかしくて病院には行きづらいという女性も多いですよね。だからといって放っておいてもよいものなのでしょうか。簡単に自然治癒するものであれば、ある程度の我慢もできますよね。
カンジダの症状は?
カンジダの症状としては、大きく分ければ、膣内に出る症状と外陰部に出る症状があります。
まずは、おりものの変化です。おりものがヨーグルト状や粥状になり、おりものの量自体が増加します。これは見た目にもわかりやすいですから、自分でも判断しやすい症状のひとつになります。また、デリケートゾーンや膣に強いかゆみが出てきます。そのかゆみを和らげるために、かくことがあるのですが、そのために、デリケートゾーンを傷つけてしまうこともあるようです。また、排尿時や性交時に痛みが出る場合もあります。
これらの症状が代表的なものなのですが、これはカンジダ菌に感染したから起こるというわけではありません。カンジダ菌自体は常在菌なので、どこにでもいる菌なのです。皮膚や性器の粘膜付近、また消化管にもいる菌なのですが、これが異常に増殖することで症状が出てくるのです。
体調がよいときは増殖することはないのですが、いろいろな条件によって免疫力が低下した場合に、発症するという病気なのです。誰でも原因菌は持っているので、誰でも発症するリスクがあり、実際に製薬会社のアンケートでは10代から50代では5人に1人の女性がカンジダの診断経験があると回答しているのです。
カンジダは放っておいても自然に治る?
カンジダは特別な菌に感染して発症する病気ではありません。ですから、結論から言えば、自然治癒は可能です。本来膣内には自浄作用があり、カンジダ菌の増殖を抑えているのですが、その自浄作用が弱くなるとカンジダ菌が増殖してしまうのです。ですから、自浄作用が強くなれば徐々にカンジダ菌は少なくなり、炎症やおりものなども正常に戻るということになります。
但し、放っておいてもよくなるかというと、そうではなく、カンジダの進行を抑える必要はあります。その方法としては、ヨーグルトを積極的に食べたり、下着を通気性のよいものにする。また、性器を洗いすぎないといったことも必要なのです。
ですが、症状がひどい場合は、なかなか自浄作用だけで治癒というのは難しくなります。その場合は、病院で診察を受けたり、ギノフィットの細菌性膣炎・カンジダ膣炎対策ジェル等の市販薬を使用して治したほうがよいでしょう。
カンジダはどうして発症するのか?
カンジダの発症の原因を知って、そのリスクを取り除くことも自然治癒では必要なことといえます。カンジダが発症しやすい状態のままでは、自然治癒は無理ということになります。
カンジダは健康な時でも膣内にもいる菌なのですが、自浄作用によって増殖が抑えられています。ですが、様々な条件によって免疫力が低下することで、増殖してしまうのです。その条件は、いろいろあるのですが、体調不良や疲れといったことも原因となりますし、他の病気の治療のために抗生物質を飲むといったことも原因となることがあります。
実際に、細菌性膣炎の治療のために抗生物質を飲んで、細菌性膣炎は治ったけれど、今度はカンジダ膣炎になってしまったということもあるようです。
カンジダは基本的には自己感染の病気なのですが、まれに、性交渉でも感染する場合もあります。何度も再発する場合は、パートナーにも検査をしてもらったほうがいいかもしれません。
カンジダは予防することが大切
カンジダは女性であれば、誰でも発症するデリケートゾーンのトラブルなのですが、発症しやすいということは再発しやすいということでもあります。ですから、日々の予防が大切になります。
治療によって治ったとしても、自然治癒で治ったとしても、何度も再発しているようでは困ってしまいますよね。実際にきちんと治療していても再発してしまうというケースは少なくないのです。カンジダを予防すること自体が、自然治癒の方法でもあるため、実はカンジダを発症していても日々のケアのおかげで、症状として表れていないうちに治っているといったケースもあるのかもしれません。
そのためには、まずは規則正しい生活ではないでしょうか。原因として免疫力の低下というのがありますから、しっかりと栄養をとって、しっかりと眠って疲れをとるということが大切です。ある意味では風邪と同じということもいえるのかもしれません。
まとめ
カンジダは自然治癒が可能です。ですが、大切なのは、日々の健康管理に気を付けて、カンジダを発症しないようにすることです。発症してしまった場合は、自然治癒も可能ですが、完治するまでに時間がかかりますし、必ず治るという保証はありません。ですから、病院に行かない場合は、ギノフィットの製品等を使用して、しっかりと治すほうがよいでしょう。
また、症状が酷い場合には、きちんと病院で診てもらうことをお勧めします。症状の緩和はもちろんですが、やはり、きちんと診てもらい、症状に合った薬を処方してもらうほうが治りも早くなります。特に早く治したい場合は、ちゃんと病院に行ったほうがよいのです。