カンジダ膣炎を発症したら塗り薬と飲み薬の治療が必要
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カンジダ膣炎を発症したら塗り薬と飲み薬の治療が必要
多くの女性が発症するとされるカンジダ膣炎。女性の5人に1人は発症するとされており、特に20代で発症するケースが多く、年齢を重ねるとともに感染率は下がっていきます。デリケートゾーンがかゆくてたまらない、おりものがいつもより多いなどといった症状から、カンジダ膣炎になっていることに気付く女性は多いですが、そのまま放置しておくと重症化してしまうこともありますので、デリケートゾーンに違和感を抱いたらすぐに病院に行くようにしましょう。
デリケートゾーンのかゆみは、もしかしてカンジダ膣炎かも
発症後最初に感じるのがデリケートゾーンのかゆみです。外陰部や膣の入り口周辺にかゆみを感じ、だんだん症状がひどくなってくることから気付く人も多いようです。
生理用ナプキンやおりものシートを利用することが多いので、蒸れからくるかゆみだと勘違いしてしまう人も少なくありません。
また、ストッキングで蒸れてしまったり、きつい下着で締め付けられてかゆみが生じることもありますので、カンジダ膣炎の初期症状のときに気付かない人も多いことでしょう。
特にデリケートゾーン周辺は蒸れやすい環境にありますので、ちょっとしたかゆみだとカンジダ膣炎かどうか判断しづらい部分もあります。
カンジダ膣炎は膣全体がかゆくなり赤みを帯びてきますが、蒸れや汗でかゆくなるのは外陰部のみという違いがありますので、そうした点でカンジダ膣炎かどうかを判断すると良いでしょう。
また、カンジダ膣炎になるとおりものが増えるといった特徴もありますので、普段よりおりものが多くかゆみを伴っているのであれば、すぐに病院で診断してもらったほうが賢明です。
症状が軽ければ自然治癒することも
カンジダ膣炎の症状が軽ければ、膣の自浄作用で自然治癒することもあります。膣内は常に酸性に保たれているため、菌の繁殖を防ぐことができます。
卵巣から分泌されているエストロゲンは膣内の上皮を厚くし、膣内の抵抗力を高めてくれます。
また、デーデルライン桿菌が上皮からはがれおちたグリコーゲンを乳酸に変えてくれるので、膣内を酸性に保つことができます。
エストロゲンが低下すると自浄作用は低下しますので、ホルモンバランスの崩れやすい妊娠中などは菌が侵入しやすくなっていますので気を付けましょう。
カンジダ膣炎を治療するにはデリケートゾーンを清潔に保つ必要がありますが、必要以上に膣内を洗いすぎてしまうと、膣内の菌だけでなく善玉菌まで一緒に洗い流してしまいますので、逆にカンジダ膣炎が悪化してしまうこともあります。
カンジダ膣炎が自然治癒するのはあくまで初期段階の場合のみなので、自覚症状のある人や初めてカンジダ膣炎になってしまった人は、病院に行って診断してもらったほうが良いでしょう。
カンジダ膣炎の治療方法
初めてカンジダ膣炎を発症した場合や症状が重いときは、必ず病院で受診し適切な処置を受けるようにしましょう。
自己判断で市販薬などを使用すると、違う病気だったときに症状を悪化させてしまうことがあります。
最近ではインターネットでカンジダ膣炎のさまざまな情報を得ることができますが、素人判断はさらに病状を悪化させたり、慢性化させてしまう恐れがありますので、必ず病院に行ってください。
カンジダ膣炎と診断された場合、一般的には膣剤や膣坐剤を使用して治療を行います。まず膣内を洗浄し、その後膣内に薬を挿入します。
6日間毎日薬を投与するか、または1週間効果の続く薬を投与しますが、カンジダ膣炎は毎日通院して洗浄と薬の投与をしてもらうほうが良いでしょう。
外陰部にかゆみや赤みがある場合は、軟膏やクリームなど塗り薬を併用して治療を行います。塗り薬は外陰部のかゆみなどに効果がありますが、膣内を治療することはできません。あくまでも補助剤として使用します。
再発した場合は市販薬で治すことができる
カンジダ膣炎は何度も再発する可能性の高い病気です。もし再発した場合は、市販の薬で対応することも可能です。カンジダ膣炎の薬はドラッグストアや薬局、通販サイトなどで購入することができます。塗り薬や飲み薬があります。
市販薬でカンジダ膣炎の治すのは、再発した場合だけです。初めてカンジダ膣炎になった場合、本当にカンジダ膣炎なのかどうかは自分では判断できません。
病院で顕微鏡検査や培養検査を行うことで、カンジダ菌が繁殖しているかどうかを確認できます。症状の似ている感染症もありますので、最初は必ず病院の診断を受けるようにしてください。
また、市販薬で使用しても効果が表れない場合は、すぐに病院を受診するようにしましょう。
まとめ
カンジダ膣炎かな?と気付いたら、すぐに病院で治療を受ける必要があります。しかし、一度治療を受けた経験があり再発した場合なら、市販薬を使用することも可能です。
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