顔や腕よりも大切!デリケートゾーンの保湿ケアの必要性
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顔や腕よりも大切!デリケートゾーンの保湿ケアの必要性
デリケートゾーンにかゆみが生じると、もしかして蒸れが原因?と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。デリケートゾーンは下着や生理用ナプキン、ストッキングなどで締め付けられている時間も長いため、蒸れることも多いですが、それだけがかゆみの原因ではありません。
実は乾燥によるかぶれなどが原因で、かゆみを引き起こしていることがあるのです。特に年齢を重ねるとともにデリケートゾーンは乾燥しやすくなりますので、乾燥を防止するためにも保湿が必要になります。
デリケートゾーンは驚くほど皮膚が薄い!
デリケートゾーンのかゆみは、基本的に肌に刺激を受けることから発生します。小さ目の下着やパンツを履くことで、デリケートゾーンに蒸れやこすれを与え、その結果かゆみが生じます。
デリケートゾーンは皮膚が薄い部位でもあるため、保湿力も低く乾燥しやすい状況にあります。乾燥が続くと雑菌が繁殖し、かゆみが発生することになります。
デリケートゾーンの角質層はまぶたより薄いともいわれており、そのためすぐに乾燥しやすく、弾力やうるおいが失われるとされています。うるおいが不足すると外部からの刺激に過敏に反応してしまいますので、肌荒れや黒ずみの原因となってしまいます。
デリケートゾーンの洗い方でかゆみが増すことも
デリケートゾーンにかゆみが現れると汚れや蒸れを気にして、お風呂に入ったときにデリケートゾーンをゴシゴシと強く洗ってしまう人もいますが、これでさらに皮膚が傷いて乾燥しやすくなったり、ターンオーバーの促進を止めてしまうこともあります。
体を洗うためのタオルやスポンジは、汚れや垢が落ちやすいポリエステルやナイロン素材のものを使用している人が多いのではないでしょうか。しかしナイロンやポリエステル素材は汚れを落としやすい反面、体に必要な皮脂まで洗い流してしまうので、肌トラブルを起こしやすいのです。
人の肌にはアクネ菌やエピデルミディス菌などといった皮膚常在菌が多く存在していますが、これらは悪い細菌から皮膚を守ったり、みずみずしさを保つ働きをしています。ナイロンやポリエステルを使ったタオルやスポンジで体を洗うと、皮膚を守ってくれる常在菌まで洗い流してしまうので、肌が乾燥したり皮膚に細菌が入りやすくなって炎症を起こしてしまうこともあります。
デリケートゾーンは特に皮膚が薄い部分でもあるので、刺激の強いナイロンやポリエステルのタオルやスポンジは使用せず、手指を使って洗うようにしたり、木綿のタオルなどを使用して洗うのが良いでしょう。
乾燥したまま放置するとどうなる?
デリケートゾーンが乾燥したまま対処をせずにいると、さらに皮膚が傷ついて乾燥が進みます。小さ目の下着やパンツを履き続けていると摩擦が続き、かゆみがひどくなり炎症を引き起こしてしまうこともあるでしょう。
デリケートゾーンをかき続けてしまうと、皮膚がかぶれたりただれることも考えられます。デリケートゾーンに摩擦を与えることでメラニンが分泌され、黒ずみを作ってしまうこともあります。
デリケートゾーンの乾燥が進むと雑菌が入りやすくなり、ターンオーバーを乱す原因となることもあります。ターンオーバーが促されないとデリケートゾーンにくすみや黒ずみが出たり、みずみずしさを失くし弾力のないデリケートゾーンへと変化します。
顔や腕、脚などが乾燥すると体に悪影響を与えるのと同じように、デリケートゾーンも乾燥したまま放っておくと、デリケートゾーンの見た目年齢がどんどん上がってしまいます。
また、カミソリを使ってアンダーヘアの処理をしていると、それが原因でデリケートゾーンが乾燥してしまうこともあります。乾燥したまま保湿をせずカミソリを使い続けると、肌をさらに痛めてしまうので、肌を痛めない電気シェーバーなどを使うようにしたほうが良いでしょう。
年齢とともに乾燥しやすくなるデリケートゾーン
年齢を重ねると共に、顔や体が乾燥しやすくなる人も少なくありません。デリケートゾーンも同じで、年齢と共に乾燥しやすくなり、刺激に弱くなります。
また、年齢を重ねると女性ホルモンの分泌も低下するため粘膜も乾燥しやすくなり、外陰部や膣のハリがなくなり委縮してきます。
年齢におけるデリケートゾーンの乾燥を防ぐためにも、デリケートゾーンの保湿ケアは必要です。
デリケートゾーンの保湿の方法
顔や手などはしっかりと保湿ケアをする人が多いのに対し、デリケートゾーンの保湿ケアをしている人は少ないようです。角質層の薄いデリケートゾーンだからこそ、本来は保湿ケアが必要なのですが、見落としている人は多いようです。
デリケートゾーンの保湿ケアは顔や腕に利用しているボディクリームなどでも良いですが、乾燥が進んでいる場合や敏感肌の場合は、専用のクリームでケアしてあげたほうが良いでしょう。
また、デリケートゾーンは他の体の部分よりも弱酸性に保たれているので、市販されている石鹸やボディソープは刺激が強いといえます。デリケートゾーン専用の石鹸やボディソープは、刺激も少なく潤い成分を含んでいるものも多いので、デリケートゾーンの保湿ケアとしておススメです。
まとめ
デリケートゾーンの乾燥は保湿ケアで対応できますが、下着や洋服がきついままだと、また乾燥を起こしてしまうことになります。保湿ケアを始めるとともに、下着や洋服の見直しをすると、さらに保湿力をあげられることでしょう。